INSURGENCY Companies of Rogues REDUX pt.100
今回は特攻アルティメット野郎Aチーム行こう!by天然無能@アルティメットでなぜウルティマに話がワープするのか説明せよ!
「Cへの侵入ルートは壁の切れ目とD経由の北西2箇所、壁の切れ目の北東と南東の2箇所、不意を撃たれるとすれば側面から回り込んでCを真南から奇襲されるかDの屋根からの攻撃となりますね」ワイズが衛星写真を見て敵の進軍可能なルートを整理する。
「そう、6通りの攻め方がある。だが、北西の壁の切れ目が争点になる。そこを制すればD経由ルートと奇襲ルートも封じられる。北東を早期に制すれば、南東の進軍ルートは使用不可能だ」モーゼルが指摘する。
「当然敵も理解しているはず。だから確実に北西と北東の壁の切れ目を制しようと第一波の戦力を集中させると読んでいますが……」ワイズが不遜な笑みを浮かべている。
「何か悪巧みしているな?」チーム1サポートを引き受けたレオンが訝しげな目でワイズを見ている。
「まずはDから進軍できないよう、Dの入り口の真横に伏兵を配しておく。サイレンサーを付けられるクラス、つまりチーム2のスペシャリストがそれを実行に移す。その間にDの中にチーム2隊長のリーコンを取り回しのしやすいサブマシンガンにサイレンサーを付けて潜ませる」ワイズが計画を説明する。
「いやらしい作戦だがチーム2隊長は捨て駒か?」ガミティがそこを指摘する。
「隠れていれば済む話。敵に見つからない位置で黙っていればDが取られた瞬間に慌てて敵はそこに来る。でもそこにはすでに伏兵のハミットが待っている」ワイズが計画を話す。
「下手すればチーム2のサイレンサー付きに蜂の巣か……」流石にレオンが呆れている。この男、ますます伏兵戦術と姑息な手段を駆使している。
「無論自分もサイレンサー付き曳光弾抜きで遮蔽物の陰からコソコソとC北西の壁の切れ目から侵入を制しておく。C北西が流血沙汰になっている間にサポートとライフルマンでC北西と北東を制圧し、ほかは遮蔽物の陰から相手の戦力を削り続けて勝てなければ相手を褒めるべきかと?」ワイズが余裕の態度を見せている。
彼にしてみればダウンタウン・ゲリラ戦よりこの戦いのほうが容易だ。ダウンタウンの戦いは主戦場が不明瞭だ。
「まあ、進軍ルートが限られることは建物制圧より容易ではある。それは認める」ハザードが変に納得している。
「あえてチーム2の隊長をスピードにする。彼はDの部屋の構造を熟知している。ある程度逃げ回ってくれるはず。あとはレオン、君がC北西の入り口を制圧して援護する。2方向から蜂の巣にされればスピードに危害は及ばない。建物ごと破壊されなければの話だが……」ワイズが唯一のリスク。ロケット弾攻撃を示唆する。
「そこは北東側のサポートのガミティとチーム1ライフルマンの自分で相手を掃討するしかない。あとの新兵は相手を追い込んでくれればいい」コーサンが北東側からの集中砲火で敵にロケット弾を撃たせない作戦を提案する。
「唯一の危険はデモリッションが全員新兵だというところだ。デモリッションの誤射とロストに巻き込まれると窮地に一気に陥るが……」ハミットが唯一の不安を口にする。
「布陣に成功すれば最前線の真裏から背後を狙って撃てばいい話だ。要するに最前線の前にのみ撃たせれば味方の巻き添えは回避できる」ソニックが新兵の扱い方を指南する。
「と、いうわけで俺とソニックはデモリッションの射撃修正とフォローに回る。あとは新兵が怖気づかなければいいのだが……」ハザードが仲間に置き去りにされた経験から痛いところを突いてくる。
「臆病者は『翌日全員戦力外』と伝えておけ。1日のミスで失職するようなら才能がないから転職したほうが人生設計が上手くいく」ワイズが意外にも冷淡な対応を取る。
自分の場合は逆に「無謀な行動」で危うく失職しかけたのだが……
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