INSURGENCY Companies of Rogues REDUX pt.23
お子様の手が届かない時間にお読みください(閲覧注意指示by天然無能)
どれほどの時間が経ったか覚えていないほど長いこと交わっていた。お互いに久しぶりに満足するほど燃え上がった。
「シーツが汗で濡れている……強引にやられたらこうはならない……」ハザードがシーツに触れる。相当感じたのか湿っている。
「僕だって女性に手を出したことがある。でもやっぱりお前ほど相性がいい相手は見つからない。正直つらいところだな……」ハミットがハザードの髪を撫でる。
「俺だって数はこなしてきた。でも自分から身体を許せる相手は先輩だけかな……自分でも相性は最高だと思うところがなんとも微妙……」普段はきつい表情のハザードが甘えた顔をしている。
「このまま夜明けまでいて欲しい……」ハザードが情欲に満ちた瞳でハミットを見据えている。
「お望みのとおりに……」再びハミットがハザードを抱きしめる。結局徹夜で戯れながらその日の夜明けがやってくる。
「なんかやっと気分が楽になった。結局先輩のお世話になるとは……」ハザードが申し訳無さそうな表情をする。
「別に……こっちも我慢していたけどたっぷり一晩楽しませてもらったし……」ハミットもバツの悪そうな顔をしている。
「役場に婚姻届けだしたい……」ハザードが本音を口にする。
「無理だから辛いんだよな……」ハミットの素直な意見である。
「流石に疲れたから添い寝して……」ハザードが相当に甘えている。
「そういうお前が可愛いすぎる……」ハザードの甘えた顔をみてまんざらでもないハミットであった。
その頃ワイズはハザードとハミット双方に電話を切られて苛立っている。ワイズとシャオリはすでに州警察から被害者側証人ハザードを出頭させろと催促されている。
居場所はわかっているし誰が一緒にいるのも理解しているだけにワイズがキレるのはあと数分というところだ。
「M45にAP(徹甲弾)を装填してやろうか……」ワイズが手元で大型拳銃を弄んでいる。シャオリの顔面から血の気が引く。
「流石に実銃は不味いと思うのだが……」シャオリが踏みとどまるようワイズに促す。
「あの2人がああいう仲だということは知っていた。だがこの時に36時間以上電話を切っているのが許せない!」あの冷静なワイズが完全にブチ切れている。これは余程の事態だと考えるべきだ。
「あと1時間後に出なかったらマスターキー(=ショットガン)を持ち出す覚悟は出来ている」ワイズの怒りが相当な度合いなのでシャオリが戸惑いを見せている。
「ちょっとまて、俺がホテルに行ってきて電話するから落ち着いてくれ」シャオリだけでなく居合わせている双方のカンパニー関係者がワイズを止めている。
結局シャオリがホテルに行って2人を説得することになった。
「なんで俺?!」理不尽な展開にシャオリは首を傾げていた。
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