INSURGENCY Companies of Rogues REDUX pt.34
正直クソコラ素材が足りなくなってきました……by天然無能
5発目以降は友軍標的と敵対標的が離れている。その5発目は見事なヒットだ。
6発目は焦りが見えた。このチャンスをのがしたのは痛い。
7発目もリカバーができていない。徐々に標的とのタイミングがずれている。
8発目は奇跡のリカバーである。初めてコースに挑戦した割には的の揺さぶりに対応している。
9発目は速やかに隣接する敵対標的をヒットした。2連ヒットを決めるのは初挑戦者としては稀である。
10発目は瞬時に1つの小型標的しか出ないトリックで外す。
11発目は標的が出ると同時に敵対標的が倒れていた。この時点で6発命中。一発勝負で検定合格は奇跡だ。
12発目は隣の標的の上をかすめたが友軍標的のヒットだけは回避した。
13発目は最も難しい1敵対標的の隣に友軍標的が瞬時に現れて消えるトリックだ。確実に友軍標的を巻き添えにして減点を狙ってくるシステムだ。ところがここで奇跡的な敵対目的へのブルズ・アイが決まる。検定合格決定だが、あと2発の射撃を見てみたい。
14発目はボーナス・ショットだがこれは簡単にヒットした。
15発目は14発目の隣接敵対標的を即時に射抜いてスライドが後退位置に留まった。初挑戦で9発命中なので文句のつけようのない合格である。
この検定射撃は録画されているためこれを機構に提出すれば数日のうちにカンパニー機構拳銃射手資格が下りるはずだ。
「俺は3回落ちたな。友軍標的を撃った減点が大きかった。減点無しでの9発命中は16歳にしては出来すぎだ。明日からはライフルだな。初心者だったらM16A4アサルトライフルかベネリM3ショットガンをひたすら撃ち続けて長銃身の扱いになれておく。いきなり高火力スナイパーや意外と標的に当たりにくいサブ・マシンガンは薦めない」ユリウスがライフルもしくはショットガン課程の説明をする。
「M16A4での検定内容は30発中15発命中で合格ですがショットガンは8発中4発でしたか?」ノブレスがユリウスに質問する。
「ショットガン資格を取るつもりか……強気だな、まずはM16A4でアサルトライフル射手資格を取っておけ。ショットガン資格検定の検定官になれるのがワイズとハミット、シャイニしかいない。2人はチーム隊長だ。それぐらい難しい資格だ」ユリウスが解答する
「覚悟はできています。ただ自分の体格から考えるとショットガン資格は魅力的です」ノブレ師が意欲を口にする。
「じゃあやってみろ。まあブリーチャーとスペシャリストがショットガンを使えは近接戦では無敵だ」ユリウスがショットガンの魅力を語る。
「ただ長射程には向いていない。軽装で必中率を要求される。セカンダリーと早く切り替えられないと危険な仕事になるが?」ユリウスが補足する。射手資格を持っていてもワイズとハミットはショットガンを好まない。
「希望クラスがブリーチャーなのですが……」ノブレスが理由を語る。
「なるほど……まあ止めはしない。目標は高いほうがいい。なにせ資格を取ったら予科学校在学中にカンパニー戦闘員デビューできるからな」ユリウスが説明する。
「そうすればマーケット・ガーデン特別市の特殊技能労働者身分証明IDが取得できるメリットを見逃していませんから」ノブレスが深い事情を語る。
子供がマーケット・ガーデンの特殊技能労働者になれば両親や兄弟、親戚を呼ぶことができる。
この少年の努力は一族をロスト・エデンから脱出させることだったのか?
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