子供に見せてはいけない有害なダークファンタジー
なんと、今年は「千葉ダービー」が3試合も組まれております……by天然無能@F1ゲームでティレル6輪使えるゲームがあったら遊びたい
第17話 魔王が教官に追突される話
「明日が休日でも外に出られず、あの無礼者と過ごすのかと思うと眠れない……」俺は流石にうんざりした。耐えられず訓練場の更衣室に逃げ込んだ。
あと2年以上8人部屋に閉じ込められるというのは拷問だ。しかも、年下で小柄な俺に手を出そうという勇気もない。
「こっち見て萌えるな……告る勇気もないのかよ……情けない……」正直目線が痛すぎる。そういう事情で部屋を抜け出し更衣室に逃げ込んでいるのだ。
「どうした?悩み事か?」流石に気づかれたようだ。実はこの斥候担当教官は魔王が部屋から出るのを待って尾行していたのだ。
「まあ、いろいろと……尾行に気づかなかったのなら今後気をつけます」尾行に気づかなかった自分の非をあえて認めることで相手の出方を待つとする。
「戦場だったら死んでたな……」教官が俺をゆっくりと押し倒す。
「ええ、斥候に見つかって脱営兵が戦死した。そうですよね?」教官を見つめてそう尋ねる。
「まだ捕虜になるという道があるが……」教官が俺に降伏交渉を求めてきた。
「一晩捕虜にしていただいて結構です……」完全に目では誘っている。
「そうさせてもらおう……」教官が俺の服を脱がせていく。捕虜の流儀としてここは抵抗しないのがルールだ。
「魔族の目の特徴は理解しているな?興奮している相手ほどよく見える……」確かに相手も興奮しているが、俺の本気も伝わったようだ。
「では、ここからはご自由に……」その一言で相手が完全に本気になった。後ろに指を入れて探られているのはすでに気がついている。
「……意外と耐えるな……相当夜の経験も豊富なようだ」教官の指の刺激が強くなる。が、もっと過激にされてもそう簡単に悶えるような俺ではない。
「反応をしてくるあたりも相当な熟練ぶりだ。どこで仕込まれた……」さすがは斥候だけあってじっくりと俺を調べ上げる。心地よい感覚をじっくりと楽しみつつ顔に出ないよう気を使う。
「ほお、答える気はないか……まあ、その顔と肉体では愛されるだろう……」しっかり俺の肌を撫で回す。その指の動きから相手も相当な達人だ。楽しい夜が過ごせそうだ。
「どうした?楽しみの前に限界か?」耳元で囁いてくるあたり相当扱いになれている。焦らしに焦らしてこちらから懇願させるつもりだろう。
「捕虜ですから……そちらのリードでお願いします」そう俺は言い返して暗にその先に進むよう促した。
「場と立場をわきまえた返答だ。ここからは夜のお遊びだ……」教官が俺の腰を両手で押さえると十分慣らされたところに入ってくる。この瞬間だけは呻き声が上がる癖が出る。
この呻き声で相手が相当高揚したのか俺が声を上げない程度の刺激が続く。身体が悶えて物音を建てないよう両手の動きもしっかり奪っている。斥候だけあってタフな相手だ。だが、こっちもハードな夜が好みだ。声も物音も立てることなく激しく楽しんで何度も達する夜だった。
「斥候相手に互角の体力とは……予備兵にしておくにはもったいない」斥候教官の息が荒れている。
「すでに斥候合格レベルの走り込みをしていますから……」俺はそう言い残すと更衣室付属の洗い場で夜伽の跡を洗い流して何もなかったかのようにその場を立ち去った。
「跡も残さず消えたか……夜のお遊びでも優秀だ……」教官はしばらくするとその場を片付けて立ち去った。
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