INSURGENCY Companies of Rogues REDUX pt.6

天然無能は今のところまじめです。

その頃ブラック&イエローの制圧部隊は旧政府のゲストハウス攻略作戦に従事していた。図面は系列会社のメインテナンス用の物を参考に偵察を行いコントロール・ポイントA、B、Cを設定した。

ハザードはチーム1のライフルマンとして地下1階の駐車場を確保していた。

「敵の備蓄弾薬捜索にいったチーム2と連絡が全く取れない」チーム1の隊長でサポートのグランデがライフルマンのハザードとリーコンのスピードに伝える。

「ハザードとスピードで備蓄弾薬のS&D(探索及び破壊)をやってこい」グランデが2人に命じる。

「自分が捜索するのでバックアップをお願いします」スピードは駐車場から地上へと走っていく。

「ちょっと待て、こっちとの装備重量の差を考えろ!」もともと非力なハザードにしてみればライトアーマーとチェスト・キャリアーだけでも十分に重い。

案の定眼の前で銃声がする。ハザードが地上で孤立する。

「スピードの保護は無理だ!今は一時退避して立て直す」グランデにスピードの負傷と自分の行動を連絡してハザードは再び屋内に飛び込んだ。

「こんなところに備蓄弾薬かよ……吹き飛ばしたらすぐに再び退避だ。早く次の確保ポイントを指示してくれ!」眼の前の備蓄弾薬を破壊したハザードはすぐに別方向に退避した。

「なんてこった……目の前にまた備蓄弾薬かよ……」ハザードは再び爆破した後退避して次の指示を待った。

(無線連絡がない……チーム1も全滅か?こっちもすでに破壊用の火炎グレネードは残りがない)ハザードは相当追い詰められている。再び足音を殺しながらスピードが倒れた地点を観察する。

(スピードがいない……回収されたのか?)次の瞬間敵が突撃してきた。とっさに3連バーストでスタンスを変えながらなんとか7人までは始末した。

(次に囲まれたら終わりだ。弾倉を変えてできるだけ遠くに退避する)ハザードは足音を殺しながら今度は大胆にコントロール・ポイントBの目前を横切る。

案の定銃撃が始まった。対人手榴弾を投げてスタンスを下げてその場から逃げ出した。

念の為もう一箇所からも対人手榴弾を投げ込んだ。

(後はAR-15とM45だけが頼りか……)ハザードはしばらく物陰で状況の改善に期待した。

敵の足音か味方の足音か?自分の周りを何度も足音が行き来する。正直生きた心地がしない。

次の瞬間何者かが自分の首を締め上げる。そのままハザードは気絶した。

その頃作戦開始後の時間を計測していたフルメタル・セキュリティー側も作戦はほぼ失敗したと判断した。

「いつでもブラック&イエローからバックアップ要請が来る可能性がある。チーム1と2は待機しろ。非番は連絡要員としてオフィスのヘルプに入ってくれ」ワイズがトーマスからの情報を分析して戦闘部隊長として指示を出す。

Gangbear's Light Novels

スピン・オフと言えば聞こえがいいが2次創作のラノベだからな!

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