INSURGENCY Company of Rogues REDUX pt.15

緊急地震速報で叩き起こされました……by天然無能

「しかし話がこじれたな……」フロントライン・コープスのベテランで元フルメタル・セキュリティーOBのユートスが某有名カフェのワッフルのセットを差し入れてきた。

「ここの待機室って食料持ち込み可だったよな」フロントライン・コープスのチーム1隊長でスペシャリストのシャオリが案の定姿を見せた。

「ワッフルを見た段階でシャオリも来ているってわかったよ」ワイズが笑みを浮かべる。

「コーヒーはここのほうが安いからこっちで調達する」シャオリはそう言うとユートスの分までコーヒーを買いに向かう。

「安い割にここのコーヒーって某カフェクラスに美味ですね」ユータスが落ち着きを取り戻しやっとコーヒーの話題をする。

「ああ病院に用がなくても通りすがりならコーヒーはここで調達する」ワイズが意外な好みを語る。

「ただ騒げないのが困りものだけどな」シャイニもどうやら常連らしい。

「あとワッフルがない」ユートスが病院のカフェの欠点をあえて語る。

「ワッフルはないけどパンケーキはお値段以上に食べごたえがある」いきなり顔を出してきたのはハザードの元同僚で現在はフロントライン・コープスで勤務するイニエガだ。

「ハザードの件では俺も無関係ではいられない。おまけにハミットも先輩や後輩の同業者からの問い合わせに苦労しているらしい」イニエガとハミット、ユリウスは意外と仲がいい。特にハミットはイニエガを射撃の個人的師匠として最大限に尊敬している。

「ところでユリウスは?」ユータスがイニエガに尋ねる。

「あいつは……保護した直後のハザードを見て鼻血を吹いて精神的に参ってる。今は休業補償を請求して家族とマジック・キングダムでバカンス中だとハミットが怒ってる」イニエガが笑っているがやや刺激に弱いのと弾丸の消費量が大きいのがユリウスの欠点である。

「まあ、ハミットもそこそこ参っているらしくシュートハウスで射撃練習してるって。思い出したくもないそうだ……」イニエガが続ける。

「さて、ここで長話は無用だ。待機室で盛り上がろう」シャオリがコーヒーを買って戻ってきた。

「シャオリ、フロートはやめろって……」シャオリのコーヒーの上には大きなバニラアイスが乗っている。それをユートスが指摘する。

「太るのはわかっているけどやめられない……」シャオリが率直に語る。

「まあいい、待機室でビジネスの話題だ」イニエガが待機室に向かう。患者番号はハザードの番号を使わせてもらう。

「ブラック&イエローの資格審査が始まった。これでD落ちしたらデイリー・インダストリアル・セキュリティーズ以来のD落ちだ」イニエガがデイリー・インダストリアルの話題をする。

「今のコンプトンズ・ファミリーだろ?」ワイズがもう一つの名を示す。デイリー・インダストリアルはカンパニー資格剥奪後はコンプトンズ・ファミリーというマフィアとして違反操業を未だにマーケット・ガーデン特別市内のコンプトン区で行っている。

「ハザードの証言どおりかの動画が闇市場に流れたと確認されたら資格剥奪は確定だ」ワイズが冷静な判断をする。

Gangbear's Light Novels

スピン・オフと言えば聞こえがいいが2次創作のラノベだからな!

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