INSURGENCY Companies of Rogues REDUX pt.42

大分の予想を裏切り2点差で大分に勝ったぜイェーイ!by天然無能@INSERGENCYのスタートメニューがハイローなクマ

「ところでフナッシ先輩イエローラント州内って今どういう状況です?」ハミットが士官学校の先輩であるフナッシに尋ねる。

「ブラック&イエローの戦力低下でこのザマだ……こっちもマジック・キングダムからの請負仕事が全部回ってきて忙しい」フナッシが多忙な日々を愚痴る。

「それより相当このINSURGENTさん、空腹みたいだからミリメシあげる……」クロネコがレーションパックを開くとイエローラント名物の「喜作のソーセージ」が入っていた。

ナゾニクはそれを貪っている。その間にナゾニクの携帯電話をシャイニがいろいろ操作している。

「この銀行か……」ナゾニクから全額を引き出した銀行が預金金額の違法操作行為に関わっている銀行だったのでシャイニが呆れてそれを見ている。

「俺たちの車に乗っていけ。マーケット・ガーデン州警察にこの携帯電話のアプリのログを提出すれば司法取引で強制送還処分で帰国できるはずだ」ワイズが英語でナゾニクに話す。

「つまり帰りの航空運賃は?」ナゾニクが興味深げに尋ねる。

「うまく司法取引が成功すれば全額州政府が負担する。あと、依頼人次第によっては司法取引の成功率が格段に上る可能性がある」ワイズが魅力的な提案をする。

「その間の食事代は?」ナゾニクがワイズに尋ねる。

「まあ、そちらの情報の価値次第。価値が高ければ食事代の上限も上がるという仕組みになっている」ワイズがニコリと笑いながら答えている。

「司法取引に乗った!あのボッタクリ依頼主を告ってやる!」ナゾニクが乗り気になっている。

司法取引などそんなにうまく行くものではないはずなのだが、これが意外な展開を引き起こす。

ナゾニクに仕事を依頼した依頼人の名前が「マッデス」の用いている身分証明IDの1つと見事に一致してしまう。

更にナゾニクの口座から全額を引き出した口座も「マッデス」の所有している架空口座の1つと完全一致する。

「マッデス」の大犯罪につながる証言の価値は計り知れない金額だ。ナゾニクは念願のカツカレーと各地ご当地ラーメン出前を要求することが出来て幸せそうだ。

「うまく行けば帰りの航空便はファーストクラスかも知れない……」留置所も個室を与えられるなどこの快適な生活になれそうな自分が怖いナゾニクであった。

ナゾニクの証言は重要な物だった。マッデスの身分証明IDの再調査である村の存在が明らかになる。それは1980年代初頭の行方不明者リストに全て該当していたのだ。

その行方不明者は全員同じ大学に通っていた。1人は日本出身の日本国籍者、1人は当時の英国領香港特別市からの留学生、1人は中国系カナダ人留学生、残りの2人は日系と韓国系アメリカ人留学生だった。

「マッデス」は日本、中国香港特別行政区、カナダ、米国のパスポートで何回もイエローラントとマーケット・ガーデンの国際空港から世界各地に渡航していた。

荷物の買い付けもその5つのIDを巧みに使い分けて行なっている。

この5人が最後に消息を断ったのは「勉強会」と称する合宿場所の温泉地だ。今では温泉が出なくなり、マッデスが用いている身分証明IDの1つである中国香港特別行政区の住民所有の廃村となっている。

Gangbear's Light Novels

スピン・オフと言えば聞こえがいいが2次創作のラノベだからな!

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