INSURGENCY Companies of Rogues REDUX pt.63

変態トークの連発です。取扱にはご注意をby天然無能@マジ無能

「セキュリティーの高い部屋でバナナ攻めなど変態プレイと言えるか?」シャオリも論点がずれているが当たらずも遠からずである。

「14人の薬物中毒を切り捨てても精神的なダメージは皆無だった。その後に何かがあったんだろう。そして頭が冷えた途端にその記憶が明確に蘇った。発作を起こすほどの恐怖体験が……」ワイズが言った内容が彼の知識を越えている。

「まさかここに俺たちを集めたのは……」イニエガとシャオリの顔面が蒼白になる。

「ドクターでさえ発狂しそうな恐怖体験をハザードが告白し始めた。そこでドクターの補佐をできる凄腕の変態を集めることにした。と、いうわけでこのPHSで今から担当医に来てもらう」ワイズが冷静に告げた。

「うう、俺も変態なのか……」シャオリが突っ伏し泣きを始めた。

「僕も彼しか愛せないから立派な変態だと思うしその自覚もありますが……」ハミットはあっさり自分が変態だと認めている。

「名誉だな」イニエガは逆に喜んでいる。

「本人自らもう一度話したいそうだ。構わないか?」担当医が変態集団に告げた。

「その前にコンビニに行ってスナック菓子とドリンクなどを仕入れてきてもいいですか?」ワイズが担当医に申し出る。

「その……かなりおぞましい話になるが、その話を聞きながら飲食は勧められない」担当医が忠告する。

「それほどおぞましい変態プレイならなおさら胃腸の保護のため、飲食しながらの会話をする必要があると思いますが?」ワイズが逆に質問する。

「それを早く教えてくれれば胃薬の世話にならなかった……」担当医が顔を覆う。

「と、いうわけでハザードが話すのはおやつの時間ということで……」ワイズが席を立ってなれた足取りでコンビニへと向かっている。

10分程で大袋2つのスナック菓子とドリンク、紙コップと紙皿を買ってワイズが戻ってきた。

「最初は胃の保護のためにこのピザ味ギザギザポテトチップスから始めよう。あとドリンクは全部無糖のものにしておいた」ワイズがおやつを説明する。

「さすがだ、最初に油で胃壁の保護を行うというのか……」担当医がメモを取る。

同時にハザードが元気そうだが病院支給のパジャマ姿でニコニコ笑いながらやってきた。おそらく狂気に陥ったのだろう。

「ハミットさん、不完全燃焼の謎が解けました!」いきなりハザードが切り出した。

「それより……さっきまで発作起こしてたはずでは?」ハミットが生き生きとしたハザードを見て逆に心配している。

「実は……軽い鎮静剤を1本注射したら発作がすぐに止まって、それからは自分の体験談を自慢したがって困っている……」担当医が頭を抱えている。

「ドクター、ピザチップスおいしいですよ?」ワイズが紙皿に盛って担当医に差し出した。

Gangbear's Light Novels

スピン・オフと言えば聞こえがいいが2次創作のラノベだからな!

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