INSURGENCY Companies of Rogues REDUX pt.66

縁側炙り寿司のために「緑」ともう一つに勝ちたいです!by天然無能@Road to Miyagi 2018

「それって最高に嫌われてる……」ハミットが補足する。

「ああ、あいつが行為の最中に寝落ちということは『もう二度と触るな近づくなさもなければ噛み付くぞ』という意味だとは知っている」イニエガが更に付け加える。

「2人ともそれ正解。ただ目が覚めるとその不愉快な生き物はなぜか死んでいた。今度は不愉快な生物の死骸と添い寝で更に興ざめしたし、14人斬りのあとで疲れてるからまた寝た」ハザードが続きを話した。

「それはもう完全拒絶だしその生き物に出くわしたら絶対にハザードは殴って蹴ってゴミクズにすると思う」ハミットがそう語る。

「完全拒絶した相手を見た途端に温泉の源泉にためらいなく投げ込んだ奴だからな……それで転職したわけだが……」イニエガが黒歴史に触れる。

「まあ、波浪警報発令中の太平洋に投げ込んでそのままいなくなった奴もいる。サメの名所に投げ込んだから食われてるんだろうな……」ハザードが余罪まで暴露する。

「それはさすがにまずくないか……せいぜい半殺しにしておけよ……」ワイズも流石に咎めるも半殺しでも十分に犯罪である。しかしイラッとするだけで殺人というのはいただけない……

「で、その生き物の死骸を連中が慌てて外そうとしているところで目が覚めた。それでも身動きできなかったがあの不愉快なものが消えてくれてやっと気が落ち着いたんで、今度は開放か処刑まで待つために再び寝て体力を温存することにした」ハザードが奇妙な生き物を返り討ちにした武勇伝だったようだ。

「まあ、ジチられた時は体力温存が基本だな」ワイズが一言付け加える

「で、相手に起こされたときには身体も動いたし、あのディスクの話になっていた」ハザードが事の顛末を話し終える。

「じゃあ、発作の原因はストレス過多か……」担当医が関心げに変態集団を見つめている。

「多分に……確かに3ヶ月間イライラしてました。ただ原因は14人斬りの方だと思ったらその後の変な生き物が俺を不愉快の極地に追い込んでいたとは……今度見つけたら蹴って踏みつぶしてミンチ同然にしたあとで死骸を生ゴミの日に出してやりたい……」ハザードが怒りをぶちまけている。

「生ゴミの日ってところは几帳面だな……すまぬ、笑った」ワイズが生ゴミでうけたのか笑い始めている。

「燃えるゴミだと思うけど……」更に几帳面なハミットがツッコミを入れる。

「相手がビジネスで使用したから事業系ゴミで出すべきだな」イニエガまでもがゴミの分別にこだわる。

「俺って最悪のワルだ……ゴキブリホイホイを燃えるゴミに出したけど死骸は生ゴミだよね……」シャオリがへこんでいる。

「燃えるゴミで正解だ。ホイホイ本体が燃えるゴミだからな」ワイズが説明する。

「うう、安心した……」シャオリがなんとか立ち直る。

(意外と几帳面な変態たちだが生きた人間を太平洋に投げ込むのは明らかに不法投棄だと思う……)担当医が思案するが、問題はそこではない。

Gangbear's Light Novels

スピン・オフと言えば聞こえがいいが2次創作のラノベだからな!

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