INSURGENCY Companies or Rogues REDUX pt.69

OK Reysol,ユキオって知ってるかい?by天然無能@誰でもググる「ユキオ」

「俺は背が低いから大人びたジュニアでなんとかしのげるが……背が高いだけにそれは無理そうだ……同情を禁じ得ない」ハザードがワイズに同情する。

「大人びたジュニアでしのいでるとは……そのジュニアを買いに行く勇気を尊敬する」ワイズがハザードを励ます。

「少年体型って辛いっすよね……」ハザードがつぶやいた。

「俺も大人びた事を言っているがちょっと古着のラスタ系で決めたら『このガキが!』とトライブ系に絡まれた。公園の物陰に誘い込んで10人ばかり潰して逃げた。つまりキレて暴れた」ワイズの伝説と化したトライブ10人潰しである。それ以降トライブ系はこの街から消えた。

「俺も『カネ出さんかこのクソガキ!』と極道に絡まれた時『ガキ』の一言でキレて気がついたらそいつらの顔を文字通りに壁に打ち付けて潰したことがある」ハザードの最大の黒歴史である極道のメンツ丸つぶしである。それ以降故郷の極道はハザードを見ると無言で道をあける。

「……生牡蠣(なまがき)」シャオリが呟く。

「なに?!」ワイズとハザードがシャオリをにらみつける。

「そうとうひどいトラウマだな……生牡蠣で反応するとは……」精神科医が呆れている。

「ううっ、見事に罠にかかった……生牡蠣か!」ワイズとハザードがヘコんでいる。

「大垣共立銀行(おおがききょうりつぎんこう)……」ハミットが更に言葉責めをする。

「やめてくれ、マジでトラウマワードだから……」ワイズとハザードが赤面している。

「その死んだ『サンドストーム』についてはその死骸を解剖してみないと死因は確定できそうにない。まあ、大学の生物学の単位程度の知識だが……しかしおぞましい体験だ……」精神科医が話を元に戻す。

「襲ったやつを間違えたな……」イニエガが感心する。

「それじゃあ、俺が変態王みたいだろうが!この部屋にまともな人間なんていない!」ハザードが反論する。

「私も含めてですな……」精神科医が薄ら笑いを浮かべている。

「私の専門は性犯罪を引き起こすメカニズム及び犠牲者の心的障害の治療法です……最近そういう患者が多いので……」精神科医が告白する。

「ええっ!」精神科医以外が言葉を失う。

「今日わかりましたよ心的障害の治療法が……要するに心的障害で病んだ患者にすべて告白させる変態カウンセリングで変態度を競い合うとお互いに仲間意識が発生すると……」精神科医が理論だって分析する。

「流石だドクター、助教狙えますね!」ワイズが精神科医を煽り立てる。

「いや、変態を研究して官能小説で稼ぎたい。できれば世界的な大作家に……」精神科医が欲望を剥き出しにする。

「まずは同人で短編から始めてください……長い道のりだ……」ワイズがため息をつく。文学部に進学したら自分の周り全員がその目的だったためにさっさとその学科から逃げ出したのだ。

Gangbear's Light Novels

スピン・オフと言えば聞こえがいいが2次創作のラノベだからな!

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