INSURGENCY Companies of Rogues REDUX pt.70
サブタイトルは「変態たちの夜」ですby天然無能@反町監督から逃げたので来季はウイイレ2018(=PC版のPRO EVOLUTION SOCCER 2018)に本腰を入れます。
「本が出たらブース教えてください!メアドはこちらです……」ワイズ以外の皆がメアドを提出する。
「全く、そんなに好きか?」ワイズが呆れている。
「君もオカルト部門で本を書け」精神科医がワイズに提案する。
「な、なんでそれを……」ワイズがうろたえる。
「救命士238番、またの名を『死神から獲物を奪う者』……」精神科医がワイズの裏の名を語る。
「君の心肺停止からの蘇生率は他の救命士、いや、救命専門医の10倍以上の確率だ。酸素吸入とAEDチャージ、救急車内の温度調節だけで数え切れない患者を黒タッグから救い出した……しかも後遺障害なしでだ……」精神科医がワイズの裏の顔を明らかにする。
「速やかな判断と適切な措置。その2つを施せば簡単な仕事ですが……」ワイズが明らかに動揺している。
「その『速やかな判断と適切な処置』が神の領域なのだよ……」精神科医が問い詰める。
「そして君が蘇生した患者の全員が向こうの世界を見たと証言している……」精神科医が更に続ける。
「それ、どれほど拡散してます?」ワイズが恐る恐る尋ねる。
「まあ、州消防と州内の救急病院のドクターなら全員が知っている。黒タッグなら238に賭けろと……」精神科医が本人さえ知りえない自分の評判を語った途端、ワイズが呆然としている。
「俺の話は後日ゆっくり語らせてもらう。それより『サンドストーム』が国内にいると各州税関検疫当局に通達していただきたい。Aクラスの危険指定生物ですから」ワイズがここで再び「サンドストーム」に話を切り替える。
「ああ、早速当局にレポートを提出する。ヘッダーには『緊急』だな?」精神科医が思い出したように慌てている。
「そのとおりです」ワイズが行政的処分の手順を確認する。
「さて、ちょっと俺も州消防に『危険生物発見情報』を送っておく。なにせ搬送担当だからな……」ワイズが病院に備え付けられた州消防本部への連絡端末のある場所に向かった。
「大変な事になったな……」シャオリが緊張感を覚えている。
「今のうちにトイレ行ったほうがいいと思う……永遠に流せなくなるかも……」ハミットが一言告げる。
「わかった……探しに行ってくる……」シャオリがトイレを探しに行った。
「これってまともな奴が死んで変態だけが生き残るって話か?」イニエガが言った。
「まあ、そういうことになりますね……」ハミットが答える。
「僕は口に入れられたら多分命を落とすと思うけど……」ハミットが呟いた。
「いや、お前の場合真性サディストだけに本性むき出しになったら相手の触手を徐々にちぎって最大限の苦痛の末にゴミクズにする……」イニエガがハミットの本性を赤裸々に語った。
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