INSURGENCY Companies of Rogues REDUX pt.79

今日のTwitterland地方はカテゴリー5の吹雪に見舞われていたようですby天然無能@みんなクマがバクツイしていること自体を疑問に思わないのか?

「そいつは本気で頭を取りに来るぞ。これは脅しじゃない、事実だ……」ワイズが極道を威圧する。その右手はジャンパーの中に収められている。

半端ない脅しが功を奏して黒塗りの高級車は逃げるように走り去ったがハミットはバンパーの傷を気にしている。

「しょうが無い、車の修理代ぐらいなんとか稼ぎ出しておく」ワイズがなんとかハミットの気持ちをなだめる。

「バンパーを高級なのに交換してもいい?」ハミットが半端ない要求をごり押す。

「仕事のご褒美だからな……」ワイズがハミットに言い聞かせた。

こうして2人は無事にマーケット・ガーデン国際空港の第2ターミナルに到着した。

ピンク・ウルブズ側のスタッフからはすでにメールで航空券の予約番号が届いている。当然、空港駐車場の経費はピンク・ウルブズ側に支払わせる算段だ。ついでに駐車場でのトラブルということでハミットの愛車のバンパー代も負担させようとワイズが画策する。

後はこの半端ない経費請求が通るかどうかである。

現地の治安が回復できていない状況であることからカンパニーの仕事として今回は拳銃の携帯は認められている。

それで拳銃を持っていたのだが、その銃を航空会社の職員の特別機内持ち込み荷物として預けた後、ワイズはスマホをWiFiスポットに接続するとメッセージアプリで現地の医療スタッフにアドバイスを行なっている。

「今晩は徹夜になりそうだね……」ハミットがカプチーノとホットドッグを持ってくる。ワイズの分は2つある。

「おお、ありがとう……」ワイズが出発ロビーの掲示板を見る。深夜ゆえか1時間に1フライトしか現地直通便は出発しない。

(あと25分か……定刻通りならいいのだが……)ワイズがホットドッグを頬張りながらいろいろとプランを練る。

2人が夜食を終えるとちょうど搭乗案内が始まった。座席は緊急を要するということでドアサイドの優先席だ。LCCなのでビジネスクラスがないのが幸いした。

飛行機が離陸するとすぐに2人はスマホをマナーモードに切り替えて仮眠を取った。

ブラック&イエロー社のマークスマンのソニックはスピードの身体を密かに狙っているがハザードとは仲がいい。

こと、男を陥れることについてはイケメン変態のハザードから学ぶことは多いのだが、本人に迫ったら見事に温泉の源泉に突き落とされた。

ハザードを諦めて転職した先で出会ったのがチーム2隊長でリーコンのスピードだった。

それ以降はスピード一筋に肉欲を巡らせている。

しかしそのスピードが敵の手に落ちてから3ヶ月が経過した。

一向にスピードに関する情報は手に入ってこない。ハザードもいろいろとやることが多くてかまってくれず欲求不満だ。

荒れたオフロードを愛車で走って気分転換を図ったソニックだが、眼の前に広がる星空を見ていたら極道の手下が喧嘩を売ってきた。

Gangbear's Light Novels

スピン・オフと言えば聞こえがいいが2次創作のラノベだからな!

0コメント

  • 1000 / 1000