INSURGENCY Companies of Rogues REDUX pt.82

日本の建物の頑丈ぶりを考えるとビルをシン・ゴジラの真上に複数落下させる時点で頭痛の種になると思う(ただクレーンは相当使えるようです……)by天然無能@シン・ゴジラ見た直後

「事件の詳細が知りたいな……」ワイズがカンパニーに通話する。ご丁寧に国番号から発信だ。

「ああ、ワイズ?こっちは殺人鬼続出して銃撃戦。治安関係者や一般市民あわせて死者すでに100人以上の大惨事……」あのトミーズまでもが声を引きつらせている。

幸いカンパニーのメンバーで殺人鬼になった者はいなかったそうである。

「あとテレビが停波している。それで殺人鬼の数に歯止めがかかった。でも殺人鬼との交渉はいまだに成立していないから即射殺という指示になっている。これはマーケット・ガーデン州警察からの公式情報だから……」トミーズの説明だと特定の時間にテレビを見ていた者たちが殺人鬼と化したらしい。

「トミーズから聞き出した内容を伝える。テレビを見た人間が殺人鬼と化して一切の交渉を受けつけない。死者はすでに治安関係舎と一般市民合わせて100人を越えている」ワイズが空港内の人気のないところで小声でハミットに事態を報告する。

「テロ組織の姿がちらほらと……」ハミットがワイズの耳元で囁いている。

この二人だが小柄なマッチョが大柄の少年体型を壁ドンしてなにかを耳元で囁いている。どう贔屓目に見てもこの2人は妖しい行為をしているとしか思えない。

特に壁ドンされている相手の顔が緊張していることから周りの人間はその後の展開に期待しているようだ。

(早くキスせんか、おらぁ!)セキュリティーチェックの人間の心情だ。

(いいぞ、もっとやれぇ!)大部分の周囲の心境だ。

(周囲の肉欲が突き刺さるのだが……)ワイズは流石に気まずい雰囲気を感じている。

「テレビを停波して殺人鬼の増加は食い止めた。だが交渉不可能な殺人鬼には射殺指示が出されている……これが今のロスト・エデンおよび周辺地域の現実だ」ワイズがハミットの耳元に囁く。

周囲から見ると耳を責めて楽しんでいるようにしか見えない。

「事情は把握したけど……周囲の肉欲が自分のハートを蜂の巣にしてる……」さすがのハミットも異常には気づいている。

「とりあえずここからは一旦消えよう……」ワイズが囁く。

どう見てもこの2人は首筋を互いに責めて高ぶっているようにしか見えない。その2人が消えたのだから周囲の煩悩が開花する。

(これからどこでヤルんか?ホテルにしけこむんやろ、そんなん当たり前やん!)その場に居合わせて煩悩が鎌首をもたげた人々が肉欲たっぷりな目で2人を見つめている。

そのころテロ組織の山岳アジトでは一晩で獲物を手に入れたソニックがスピードの部屋へと向っている。この組織の中は欲望渦巻く魔境である。

しかし、スピードはボスの情夫である。その男と関係を結ぶのはやや半端ない行為である。

だが、煩悩は半端ないことを可能にする。少なくともハザードを温泉街で闇討ちして関係を持とうとした過去がある。あのときはハザードのほうがはるかに変態だったため、返り討ちに会って源泉に投げ込まれるという地獄を見たのだが……

「兵士014号さん、暇っすか?」見張りを全てかいくぐったソニックが下心たっぷりに声をかけた。

Gangbear's Light Novels

スピン・オフと言えば聞こえがいいが2次創作のラノベだからな!

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