INSURGENCY Companies of Rogues REDUX pt.89
危険物につき開封時にはご注意を……by天然無能@じゃーぱねっと♪
「落ちつけ、落ち着いてくれ、スピード!」もうすでにエレベータの中でスピードが発情して唇を強引に貪ってくる。
その感触は魅力的なのだが場が悪すぎる。そのまま唇をつけたままなんとか部屋にたどり着く。
ソニックが慌てつつカードキーを取り出そうにも腰にスピードの腕が絡みついている。
(か、カードキー……)ソニックの顔からはすでに血の気が引いている。
ソニックが藻掻けば藻掻くほどその抱擁が自由を奪っていく。
(あ、あったぁ!)ソニックは即座にカードキーを取り出すと鍵を空けて強引にスピードを押し込め扉を閉める。
「ガチャっ!」金属音でオートロックが作動したことがわかってソニックが安堵すると今度はスピードが情欲の目で自分を見据えながら衣服のボタンを外していく。
「ゆ、床はやめようよ……ベッド行こう?」ソニックの目がすでに恐怖に震えている。
「わかった……俺がベッドに連れて行く……」恐ろしいほどの腕力でソニックはねじ伏せられてベッドに押し付けられ着衣をすべて奪われる。
「はやく……したい……」丸裸にしたソニックの口の中を舌で舐め回しながらスピードが服を脱いでいく。
「き、牙?!」ソニックの舌が尖った門歯に触れる。
「そこ……感じる……」濡れた舌を抜き出し燃えるような瞳でスピードが甘く囁く。
(ど、どうなってるんだ……やっぱり今のスピードは変っ!)ソニックは恐怖で全身が硬直している。
「もう、固くなってる……弱くなったね、ソニック……」自分の硬直した身体を容赦なくスピードが舐め回す。
恐怖と快感半々の状態でもはやソニックの思考は完全に混乱している。
「さあ、してよ……ソニック」明らかにスピードの表情が異常だ。牙を剥いて金色の瞳で見据えている。それでいて変に色気だけはあるから余計に恐怖で身体の自由が効かない。
(ええい、死なば毒とも!当たって砕けろ!)ソニックは腹をくくってスピードの後ろに指を差し入れる。かなり緩んでいるという感触だ。
「一気に攻めるから覚悟しろ……」腰を押さえつけて一気にスピードの奥へと押し入る。
「ううっ……」スピードの唇から甘いうめき声がする。
「……大丈夫……最初だけ……そのまま激しくしても大丈夫だから」スピードの奥までたどり着くなりさらなる刺激を促される。
「ああ、一気に意識を飛ばしてやる」受けて立つソニックももはや正気を失っている。
ベッドのスプリングが壊れるほどの交わりが続く。ベッドの悲鳴が両者の正気を更に奪っていく。
「今日のソニックは過激だね……」激しく責められながらスピードが悪魔の微笑みを浮かべている。
「そっちこそ魔性全開だな……」ソニックもソニックで身体を捩らせ喜ぶスピードを言葉で煽る。
こうして二人は万事何事も忘れ去って快楽地獄へと堕ちていったのだった……
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