子供に見せてはいけない有害なダークファンタジー
魔王ちゃん、ついにぶっ壊れる回by天然無能@閲覧注意
第5話 魔王が初体験から本領を発揮してしまった話
「これが最後に教えることになりそうだ……」調教師が奇妙な形の道具を見せている。螺旋状のその道具が何に使われるのか理解できない。
「まあ、お前の一番好きな服に着替えて身体を横たえたら更にお気に入りの腕輪と足輪を嵌めてやる」調教師の企てが見えてきた。まあ、いずれは来ることだ。
俺は求められるまま身体を横たえ腕輪と足輪で身体を強引に開かされた。その時自分は恐怖より好奇心が遥かに上回っていた。
なぜなら野山で邪悪な亜人種、オークの夜の営みを見て以降、ああいって楽しめる種が羨ましかった。
俺の周りの大人たちが日々の生きるための戦いに明け暮れて言うのに他の亜人種は余裕で楽しんでいるのかと思うと否が応でも俺もまたその楽しみを知りたくなる。
「人間同士のを見たことがあるのか?期待が顔に出ているぞ」調教師に図星を点かれる。
「オークのなら見たことがあります。とても楽しそうだった……」率直な感想をぶつけてみる。
「あれで楽しそうだと見えるとは……まあ、将来が末恐ろしい……」さすがの調教師もその一言に多少呆れている。我ながら口が滑ったと後悔する。
「まあ、これに一晩責められれて楽しいと思ったらお前に教えることはなにもない……」本来出すべきところにあの奇妙な道具がねじ込まれる。
流石に先端がねじ込まれた時は呻き声の一つも上げるが、それは成人しても癖になっている。この声を好む者も意外と多い。
その後は達することの出来ない未熟な身体に強烈な刺激が加わった。その器具は容赦なく奥へと導かれる。蠢く感触が全身を痺れさせている。流石に刺激が強すぎるのか目眩さえ覚えている。
暗闇の中、鎖の擦れる金属音が響く。自分が悶えているからだ。成人して達することが出来てからはこれほど長時間悶えることはなくなった。
悶えているうちにこの感覚が変に気に入ってくる。これは確かにやめられない。オークでも甘い啼き声を上げるだろう。
当然、俺も同様に恥ずかしげもなく甘い声を上げていた。
今、そこまで乱れたら流石に立場上マズいことになる。だが許されるのならあれほど乱れ狂いたい。
結局その夜は眠れるどころか一晩中自分の身体が勝手に悶えて口からは甘い声を吐き続けるだけだった。
翌朝発見された時、調教師が呆れ返っているのを覚えている。
「ああ、完全に楽しんでいる。子供の分際でああも身悶えして喘ぐとは……大人になったらどうなるのやら……」変に気遣われながらあの器具を外されたら身体に倦怠感が襲ってきた。
目眩に似た感覚が薄れるとそのまま終日腕輪と足輪をつけたまま寝入ってしまった。
目が覚めたのは翌日だ。それでも身体にはあの感覚の名残がある。
「もう何も今はこれ以上教えることはない。身体が大人になるまで好き者貴族のもとで可愛がられていろ……」こうして俺はここから暴虐非道な貴族の手に引き渡されることになる……はずなのだが、行った先でも俺は変に気に入られたようである。
相手は俺が達せず悶えるのを見てお楽しみだ。そこで相手のを苦痛なく収められるまで鍛えられた。相変わらず相手が挿入って来る時は苦痛を感じなくても刺激で呻き声が漏れる。でも俺は冗談抜きで完全に快楽の味を覚えてしまった。夜の乱れっぷりは我ながら反省すべきかも知れない。
そこではかしこまった食事の仕方を仕込まれたり、魔族語の会話と人間語、共通語の読み書きも学ばせてもらった。
何の努力もなく相手に好まれるというこの容姿と天性の色狂いには感謝しかない。
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